UEPiです!
男性社員が育休明けの2日後に関西転勤を命じられ、家族の状況から承諾できず、会社を辞ざるおえなくなった件について、当事者の妻がツイートしたことで絶賛炎上中のこのニュース。
「育休復帰、即転勤」で炎上、カネカ元社員と妻を直撃:日経ビジネス電子版
世のサラリーマンなら他人事とは思えないと思います。
今回のニュースの件から少し深堀して私なりの考えを書いていきたいと思います。
まずは状況確認から
目次
①男性社員は育児休暇あけ二日後に関西の転勤を命じられた
0歳と2歳のお子さんがおり、住宅も購入し、上のお子さんは慣らし保育になったばかり、下のお子さんは来月入園予定。
さらには奥さんが来月から正社員復帰の予定の中の辞令。
子育てを経験されたことのある方なら、分かるかと思いますが、転勤できるはずありません。。。
②労基に相談したが違法性は無し
サラリーマン(総合職)は転勤を承諾の上で雇用されているため、違法とならない。
③当事者の男性は退職し、無職に
上司に掛け合っても決まったものは覆らないと。
④退職前の有給休暇も認められなかった
これは完全に違法なんちゃうかな?
私がいくつかのニュースで得られた内容は簡単ですが以上になります。
ただここで気付いてほしいことがあります。
これ誰も得してない!
良く考えてみてほしいです。仮に転勤の内容にどうしてもその男性が欲しいといった妥当性がある、とします。
となると、男性社員が③上司に、このままでは転勤できないので辞めることになりますって相談した時点で、上司はこの転勤の辞令は会社にとってもその男性社員にとっても無意味な辞令になることは明白です。
気付けなかったとしたら余程コミュニケーションが苦手なのでしょう。
何故なら、その男性社員が辞めると、転勤先の関西チームは本来戦力として来るはずだった社員が来ないことになります。
また、会社全体としても、大事な戦力であるこの男性社員を失います。
男性社員だって、いきなり無職になってローンの支払いが大変になります。
って考えると、私としてはどうしても嫌がらせにしか見えません。
このニュースの後、カネカの社長が今回の内容を認めるようなメールを社内にだしており、こちらもさらにこのニュースが注目される理由となっております。
ここから私がさらに掘り下げて言いたいこと。
今回のニュースの内容にもあるように、世の中の子育て世代は急速に共働き世代が増えてきいます。私の周りでも奥さんが専業主婦の家庭の方が圧倒的に少ないです。
そんな共働きが当たり前になりつつある社会の中で、総合職の転勤が一般的な日本の会社がおかしいと感じております。
ただ必ずしも全部の転勤がおかしいと言っているのではありません。
子供がまだ小さく、おじいちゃんおばあちゃんが近くにもいないため、どうしても両親2人いないと子育てが成り立たない家族の方たちに対して、
今回のような転勤という辞令は全くおかしな話だと言いたいわけです。
近くに協力してくれるおじいちゃんおばあちゃんや子供がある程度大きくなっているのであれば、問題ないと私は考えます。
転勤だって、その社員にとっては素晴らしい経験を積むチャンスでもあるわけですから。
人生の中で最も重要なことは何か
私は仕事をするために生きたくないです。家族と楽しく過ごして、笑って死んでいきたいです。なので、仕事は家族と楽しく過ごすためにしています。
仕事をすることでお金を得ることができるから。
(ここでは仕事のやりがいとかは一旦保留)
なので、仕事が自分の人生の中で最も重要なことを壊すようであれば、それは本末転倒です。
特に、最近の20~30歳にその傾向は顕著です。
私知り合いで転職される方の大半は家族との時間を大切にするためです。
昔は男性が一家の大黒柱で、専業主婦が大半を占めており、辞令が出れば家族みんなでついていくといったことは当たり前だったかもしれません。
でも今は違います。
価値観も今と昔では全く異なります。
そのことを理解した上で、社員にとっても会社にとっても、ベストなキャリアを社員の方に選択させてあげれるようになれば最高ですね。
あと、極端な例ですが、社員の家族4人を十分養えるくらいの給料をたんまり出してくれる会社なら転勤させるのは全然アリだと勝手に考えております笑
長々と書いてしまいました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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※この意見は私個人の意見であり、私が勤務する会社は何の関係もありませんことご留意ください。